親の年齢が増加するとともに、実家がゴミ屋敷になることは珍しいことではありません。
ゴミを捨てるのが苦手だったり、「片付けたい!」と思わなかったりと小さな理由から実家がゴミ屋敷へと変貌することがあります。
そこで今回は、実家がゴミ屋敷になってしまう原因や危険性について解説します。
実家がゴミ屋敷になってしまう原因とは?
実家がゴミ屋敷になってしまうのにはそれなりの理由があります。
普通に生活をしていて部屋がゴミ屋敷になってしまった…なんて人は珍しいでしょう。
実家がゴミ屋敷になってしまう原因は以下のようなものが挙げられます。
物やゴミを捨てられなくなってしまった
まずは、物やゴミを捨てられなくなってしまったからです。
物理的に捨てられないのではなく、精神的な問題が挙げられます。
例えば、思い入れのあるものが山ほど実家にある場合、それを捨てるのには勇気がいります。
特に長年寄り添ってきたものであればあるほどそのものに価値を感じるのが人間のサガですので、そう簡単に捨てることはできないでしょう。
実際にゴミ屋敷になってしまっていても、本人は「価値のあるものたち」としか捉えていない場合があります。
客観的に見てゴミ屋敷でも、主観的に見てゴミ屋敷でなければそのままの状態が継続してしまうことは間違いないでしょう。
身体的に片づけられなくなってしまった
続いては、身体的に片づけられなくなってしまったからです。
歳をとるにつれて筋肉量が低下しますので、ものを運んだりすることが困難になってきます。
特に、ゴミ屋敷は数日かけて綺麗にする必要がありますので毎日重いものを持ち運んだりすることが必須条件となります。
老体に鞭を打って運び出す必要がありますので、そもそも物理的に片付けが不可能な場合もあります。
その場合は、動ける人間が代わりに実家の掃除をしなければなりません。
孤独感に耐えられなくなってしまった
続いては、孤独感に耐えられなくなってしまったからです。
子供が自立したり配偶者が亡くなったことで急に孤独感に苛まれることがあります。
その反動に、ものをかき集めて自分の周りに配置したがる人が多く、ものを手放せなくなることがあります。
当の本人は「ゴミでは心は満たせない」ということは理解していますが、これ以外に手段がないため泣く泣くこの方法で心を満たそうとしているのです。
子供が自立した後も定期的に会うことができればこのような問題は解決しますが、自立した後に何度も何度も会いに行くことは難しいでしょう。
なんとかして孤独感を低減しなければなりません。
ゴミ屋敷の危険性とは?|起こりうるトラブル
ゴミ屋敷の状態で生活できているのであればそのままでいいと考える人は多くありません。
しかし、ゴミ屋敷のままで生活をすると様々なトラブルに見舞われることがあります。
ゴミ屋敷の危険性について解説します。
健康被害や怪我につながってしまう
まずは、健康被害や怪我につながってしまうことです。
ゴミ屋敷ということは、そこら中にゴミが散乱している状態です。
普段はゴミ箱の中に入っているようなものがそこら中に散らばっていると考えると、ゴミ屋敷が与える健康被害は厳しいことが容易に想像できるでしょう。
ましてや、燃えるゴミなどが散らばっていると健康的な生活を送ることはできません。
さらに、ゴミに躓いて怪我をする恐れもあります。
ゴミ屋敷には鋭利なものが落ちている可能性がありますから、コケてしまうと一大事になりかねません。
特にご高齢の方がコケて骨折するニュースなどがありますが、そういった危険性があります。
近隣の住民とのトラブルが起きてしまう
続いては、近隣の住民とのトラブルが起きてしまうことです。
TVでゴミ屋敷特集を見たことがある方なら何と無く想像できると思いますが、ゴミ屋敷はひどい悪臭を放っています。
燃えるゴミを含んだ色々なものが散乱していますので、腐敗臭もすごいですしなんとも言えない匂いが実家の周辺を包み込むことが多いです。
近くを通りかかった人はついつい鼻をつまんでしまうことも。
また、近隣住民とのトラブルの元にもなります。
実家は数千万円かけて建設したものが多いので簡単にその場所から移動できるわけではありません。
なんとかして実家のゴミ屋敷を片付けるしかトラブルの解決策はないのです。
地震や火災などの災害で被害が大きくなってしまう
続いては、地震や火災などの災害で被害が大きくなってしまうことです。
ゴミ屋敷には燃えるものがたくさんありますから、万が一火災が起こればその被害は計り知れないものになるでしょう。
腐敗臭とともに火が燃え盛り近隣の住宅に燃え移るだけではすまないかもしれません。
死者がでれば賠償金の支払いも生じますので、そのままにしておく危険性は理解できたかと思います。
実家のゴミ屋敷を解決する方法とは?
色々な被害が出るかもしれない実家のゴミ屋敷。
今すぐに片付けたほうがいいのですが、どのようにして実家のゴミ屋敷を解決に導けばいいのでしょうか。
親を説得して自力で片づけてもらう
まずは、親を説得して自力で片づけてもらう方法です。
親の年齢が高齢であればあるほど再現性が低くなりますが、自分たちの手を汚すことなく実家のゴミ屋敷が片付く方法です。
親に「これはゴミだから捨てて」と説得をして、ゴミの分別をさせる必要があります。
また、ゴミ収集を依頼したりする必要がありますのでそれを親1人に負担させるのは難しいかもしれません。
親がまだ元気に動けるうちはこの方法でゴミ屋敷を片付けましょう。
家族で一斉に片づける
続いては、家族で一斉に片づける方法です。
この方法が素早く、且つ安くゴミ屋敷が綺麗になる方法です。
家族の予定を合わせる必要がありますが、1日だけ用意すればゴミ屋敷は綺麗さっぱり片付くことが多いです。
土日など家族が一斉に休みを取れる日を確保して、一気にゴミ屋敷を片付けてしまいましょう。
業者に頼む
続いては、業者に頼む方法です。
費用こそかかりますが、こちらは何もしなくても勝手にゴミ屋敷が綺麗になっていきますので非常に便利です。
また、汚い場所に踏み込む必要もありません。
最近の業者はゴミ屋敷の中にお金になるものを見つければ、換金してくれることもあります。
ゴミ屋敷の片づけを専門としている業者とは?
実は日本にはゴミ屋敷の片付けを専門としている業者があります。
その業者に依頼をすればあっという間にゴミ屋敷が綺麗な状態に戻ること間違いなしです。
では、ゴミ屋敷の片付けを専門としている業者についてご紹介します。
業者に頼む際の費用の相場
まずは、業者に頼む際の費用の相場を押さえておきましょう。
実家の大きさにもよりますが、3~70万円が相場です。
ここに、
作業面積・間取り
作業人数
などが加算され、費用が変動することがあります。
間取り | 作業人数 | 作業時間 | 相場 |
---|---|---|---|
1K〜1R | 1〜2名 | 1〜3h | 30,000~80,000円 |
1DK~3LDK | 3〜8名 | 2〜12h | 50,000~500,000円 |
4LDK | 4〜10名 | 6〜15h | 220,000~700,000円 |
一例ですがこのような費用相場となっています。
実際に業者に頼んだ人の口コミ・評判
実際に業者に頼んだ人の口コミ・評判は高評価ばかりです。
綺麗さっぱり元どおりにしてくれた!
素早い対応で助かった!
いらないものがどんどん消えて行く喜びを感じられた
多少、お金を払ってもいいから業者に依頼したい方は早速依頼してみましょう。
ゴミ屋敷ごと物件の売却を行う
ゴミ屋敷の中にはお住まいの方がご高齢で、物件の大きさや設備に対して管理・維持が難しいケースなどもございます。
その場合は、例え清掃したとしても、数年後に同じ状況になることも有り得ます。
いっそのこと生活環境を管理しやすい物件に引っ越してしまう方法も視野に入れてもいいでしょう。
物件はゴミ屋敷のままで不動産として買い取っていただける業者もあります。
買取の金額を元手に別の環境で新しい生活をスタートするのもいいでしょう。
まとめ
実家がゴミ屋敷になってしまうのには色々な理由があります。業者に依頼をすれば迅速にゴミ屋敷が綺麗になります。
また、近親者がご高齢でご実家の管理・維持が難しい場合などは、物件ごとの売却を視野に入れても良いかもしれません。
大阪府と兵庫県でゴミ屋敷の清掃や物件にお困りの方はかたづけレスキュー隊までご相談ください。他にも、不用品回収や遺品整理、ハウスクリーニング、事務所整理なども行なっています。また、不動産の買い取りも実施していますので、お困りのことがありましたら何なりとご用命ください。
HP:https://katazuke-rescue.net/</a>